Apple Magic Keyboard on Windows まとめ

f:id:syonx:20151016204733j:plain

環境

Magic Keyboard - US
Windows 8.1 Pro 64bit

まとめ

有線接続 USB Lightning is OK
- 給電されているのか不明
- バッテリー残容量の確認方法が不明
Bluetooth is OK
- キーボードのスイッチで電源ONにして検出し普通にペアリング
Apply as US Keyboard Device
Key Remap (US Keyboard)
- command key == Windows key
- Solution: ChgKey & AutoHotKey & IME settings
fn・Eject key is dead
- 未解決

旧版 Apple Wireless Keybord は使ったことがありませんが、Windows で使用するという観点では特に違いがなさそうです。なので、何かにつまずいたら Magic Keyboard のキーワードをそれに変えて検索するとヒットする情報が増えるかもしれません。

Apply as US Keyboard Device

もともと日本語環境の Windows に US キーボードをつなげると JIS キーボードとして認識されるようです。これをデバイスのドライバーレベルで US キーボードに切り替えます。ドライバーを更新（変更）する方法を見かけて試してみましたが、うまくいきませんでした。成功したのはレジストリを変更する方法で、以下の記事が参考になりました。

Apple Wireless Keyboard (US)をWindowsで使う方法 - ねずみとりんご
- US配列キーボード設定

Remap keys (Like Mac JIS)

日本語入力に重きを置きつつ US の記号配置の恩恵を得るスタイルです。

caps lock -> Ctrl
command(Left) -> 無変換
command(Right) -> 変換
control -> Win
alt(Right) -> Menu

キー割り当ての変更には「Change Key」と「AutoHotKey」というフリーソフトを使って実現します。

ChangeKey settings

caps lock を Ctrl に割り当てるためだけに利用します。
これは試行錯誤の末、下記の挙動を回避するために行きついた結論です。

ChangeKey で command キーを変更すると、再起動後に command キーが反応しなくなる
AutoHotKey で Ctrl キーを割り当てると、Ctrl が押しっぱなしになってしまう
- 仮想キー F13 を中継することで問題を回避できる
  - 既知の不具合 - AutoHotkey Wiki

変更手順は以下の通りです。

管理者権限で ChangeKey を起動
caps lock をクリック
右上にある Scan code をクリック
0x0064 (F13) を指定
メニューから登録を押して再起動

AHK script

F13::Ctrl
LWin::vk1Dsc07B  ;無変換
RWin::vk1Csc079  ;変換
LCtrl::LWin
RAlt::AppsKey

日本語入力の切替

左右の command キーをそれぞれ 無変換・変換 にしたのは、いったん JIS キーボードに合わせることで日本語入力モードの ON / OFF を IME 側の設定に任せることができるためです。設定方法はこちらの記事が参考になります。

Windowsの変換・無変換キーでIMEの有効無効をMac風に操作する | karakaram-blog

`fn`・`Eject` key is dead

fn・Eject キーが反応しません。この件はまだ未解決です。
「Apple Wireless Keyboard Helper for Windows」という、有志の方が作成されたものを使って有効にするのが旧版の対応方法のようですが、同じようにしても Magic Keyboard では動作しません。おそらく新しいモデルを検出するためのコード修正が必要なのでしょう。 C# で書かれているようですが、サッパリわかりません。

このため、 Windows でいう Delete キー（右側の削除）を割り当てる予定だった Eject キーが使えません。仕方ないので AutoHotKey にて F12 を delete に割り当て、滅多に使わない F1 を F12 にしました。